孤独なボウリング BOWLING ALONE
Bowling Alone: The Collapse and Revival of American Community
- 作者: Robert D. Putnam
- 出版社/メーカー: Simon & Schuster
- 発売日: 2001/07/31
- メディア: ペーパーバック
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土曜日到着
火曜日くらいにAmazonで購入。
邦訳は高かったので、ペーパーバックで購入
(邦訳 6千円代 ペーパーバッグで1400円)
すでにi-pad発売があった。
「電子書籍の衝撃」が、書籍、出版がどう代わろうとしているのか?を知りたくて読んでみたが、確かに驚くべきことが、これからはじまろうとしていることを感じた。
Webが映画、ラジオ、テレビの次にきたものと位置づけることも可能であるが、よく指摘されているにように思うが、Webは過去のメディアを
どんどん吸収しながら巨大化していくメディアであると思っていた。
映画、ラジオ、テレビなどなどがブロードバンドの普及と共に利用可能になってきて、最近では携帯端末でも動画をストリームでストレスなく見れるようになってきている。
もちろん文字のコンテンツは最初期からあったが、本というメディアまでは、Webの世界、電子化された世界に取り込まれることは、想像もできていなかったのだけれど、これが現実のものとなって現れてきたとなると、これは少し「やばい」という危機感を感じてしまうところ。
(このまま、同じ形で本はあり続けることはないだろうという実感をもって、「やばい」と感じている。)
そんな中、最近の興味、関心にあるものは、このWeb上で発生している社会的な現象(ソーシャルネットワークや、非同期的コミュニケーション(にこにこ動画)、Twitter)に関心が向いてきている。こういった勢力に対する、テレビが影響力を失いつつあるという対照的で、移り変わりを感じながら、これからどうなっていくのだろうか?と考えがち。
ヒントになりそうな本として、
「グーデンベルグの銀河系」
を買った。
さらに、このBowLing Alone(邦題:孤独なボウリング)を買った。
まだ未読なので、感想はさておき、期待としては、かつてアメリカで、地方都市でも、ボウリング場にみんなが集まりわいわいやっていたときがあった。この集まりには人種などの感覚もなく、とてもフリーで参加したいものが参加して楽しむという世界があったと言う。これが、著者はテレビの影響としているが、この著作が書かれた90年代では、ボウリングは孤独に一人でもくもくと投げる、地味なスポーツになってしまっている、、、
ボウリング場でかつて起こった出来事、これが現代のSNSなどで起こっている出来事と似た事象と捉えるか、それともこの衰退と変遷をどう眺めるのか?形式が変わっても、わいわいとした集まりにおいて「同じもの」があるのか?であるならば、それはなぜ変遷し、移り変わっていくものなのか?
そして、現代の姿は、どういった特殊性ともっているのか?
あるいは、この姿はもう「あがり」のおしまいの世界なのか?
あるいは、次の姿がるのか?孤独なつぶやき?があるのか?
このアメリカのコミュニティの変遷を膨大な統計、資料から論じた本書もまた、何かいま起こっていることへのヒントがあるのではないかと考えている。
少しずつ読み進めることになりそうだが、また読み進める中でコメントしていきたい。
(変わっていくが速いので、のんびり読んでいては間に合わないのか
それでも、じっくり読むべきなのか)