PENTAX K-7
少し前の話になるけど、カメラを買った。
PENTAX K-7。
そういえば、中高生くらいの時に一眼レフカメラに憧れたのを思い出した。それがきっかけ。
中学生の頃に市の図書館に通っては面白そうな本を物色していた。自分では買えないような高い本でも賃りることができるのが、図書館の贅沢なところで。たまたま目に止まったキャパの写真集が気になって。
この本だけど、後に深夜特急の作者として再開することになる沢木耕太郎の解説付き。
一番、気になった写真はユダヤ人家族の写真。
もちろん、老兵が撃たれた瞬間の表紙の写真*1や、ノルマンディー上陸作成の例のぶれた写真とかも見入るものがあった。
また、土門拳の仏像の写真。
それに、最近、入江泰吉の写真集も買って見た。
これは奈良出身ということもあるけど、昔の姿がとても新鮮で。堀辰雄の大和路なんかもこの写真集の姿をしていたころの奈良のことなんだろうと思いながらみてみる。昔の風景、とりわけ昔の繁華街の写真なんかをみていると、ファッション、文化といったところもさることながら、人たちの顔つきがかわっていくことに驚異を感じて見入ってしまう。
あと、ついでにいま欲しい写真集ものっけておこう。
土方巽が田んぼに裸でつったてたりする。
こんな写真が取りたい!というほど、たいそうなことではないが、入江泰吉の奈良の写真なんかを眺めていると、こうして今の何でもない日常を写真に写すことがそれだけで、何かおもしろいものになるんでないかと考えている。
まずは使い方を覚えないといけない。結局すべてカメラ任せの撮影とならないよう、これからはカメラをもってでかけよう。