自虐の詩
ブックオフで買いました。
映画化とかされていたけど、漫画が気になっていて。
4コマに収められた不幸な出来事の繰り返し。
少しずつ二人の関係が見えてきたり、父親や過去の話がでてきたり。
4コマという形式でミニマル的な繰り返しをたんたんと読み進めていく。
下巻になったあたりから、昔の友達の話がでてくる。
それでも、何も進展もないのだろうなと繰り返しの話をじっとみている。
すると最後が、おもわず泣けそうになる。
なぜかわからないが、大したどんでん返しというわけでもないのだけど、最後を言いたくない、読んでもらったほうがいいと感じて、人に薦める感じ。
少しばかしつらいことがあっても、ラストの話を思い出しながら、そうなんだよ、別に悲しいことでもいいんだよ、と思えてくる。