四天王寺 青空古本市
昼からでかける。
昨日も、梅田をぶらぶらとして、阪急古書のまちで本を買っていたが、懲りずにでかける。これも昨日買ったsunameliのトートバッグを持ってでかけた。
自転車で行こうとしたけど、面倒になったので、地下鉄で行く。
むかしむかし、上本町から難波まで、まだ全然大阪のことを知らない時に、近鉄がこの下を走っているから、この道を進めば辿り着くはずと考えて歩いたことがあった。その時、何も考えないで、千日前をおとなしく歩けばいいのに、変なわき道を歩いたばっかりに、きづいたら四天王寺に着いていたことがあったのを思い出した。
大きなお寺であることは知っているけれど、実は今日行ったのが始めてのこと。立派なお寺がならんでいて、亀がたくさんいる池があって、塔があって、素敵ではありませんか。ふっと、亀のたくさんいる池の傍で、風が吹く抜けるのを感じた時、今日はいい日になると感じました。
古本祭りの規模は、思いのほかでかかったです。
約4時間近くぶらぶらしていました。いま、スタンプラリー用にもらったマップから出店数を数えたら 48店舗! も出店していたことがわかりました。
じゃあ四時間は逆に短い計算になると気づく。
明らかに途中で息切れしてしまった。そもそも最初に踏み入れたブロックが21店舗もあるゾーンだったのがいけなかったのかもしれない。
ぼちぼちと買い物して、以下が成果。
<ユリイカたち>
・ユリイカ 特集カミュ
200円均一台にて。本をとろうとした時に、思い切り尼さん(?)に踏まれた。草履だったので、足が大変痛かった。ブランショのカミュ論なども載っていたので。バタイユとカミュの比較論もあった。
・ユリイカ 特集 埴谷 雄高
・ユリイカ 特集*新悪魔学大全
<花輪 和一 はじめて読む。>
・刑務所の前 第1集
・刑務所の前 第2集
『刑務所の中』を読まずして、買う。
かなり、すばらしい!
<筒井康隆を買ってみた。>
・みだれ撃ち読書ノート
<ルイスキャロルか。というより、ちくま学芸にこんな本が!的に。>
・不思議の国の論理学
<古本祭りではタルホ買うでしょ。普通。>
・新文芸読本 稲垣足穂
タルホの本ではないけど。いま書きながら、実家に持っていたような気がしてきている。新文芸読本のシリーズは、ページ欄外に書かれた小ネタとかマニアックで楽しい。なんかミーハーなのりも素敵。
<フーコー>
・自己のテクノロジー
買ってしまう。こうビジネス書とか、啓発本とか売れているわけですし、自分も買ってしまったりするわけですが、それってなんかあるんじゃないかということも考えつつ、まあ、フーコーのこの本、気になるなぁと思いまして。すいません。
<フェリー>
・フェリーでGO!
フェリー旅行を薦める本。フェリーで日本一周をどう実現するのかなど、フェリー情報がたくさん載っていたので買った。10万あれば日本一週を8日くらいでできるらしい。こないだの9連休でこれやってもよかったなと思ってみたり。
・・・・くたびれながらも、四天王寺を後にして、天王寺まで歩いてみる。天王寺で行く喫茶店は「純喫茶 スワン」できまり。小腹も空いたので、ホットドッグとコーヒーを注文する。ホットドッグはショウウィンドウには普通のホットドッグが飾られていたのに、持ってこられたのはクロワッサンを使ったホットドッグだった。おいしい。
喫茶店で、買ってきた本を眺め、花輪の本を読む。というか読み切る。
天王寺をぶらぶらと歩く。Hoopとか。
天王寺はまた、ビルを建てるらしい。今は工事中だ。
BEAMSを眺めてみたり、LOFTに行ってみたり。スワンにいる頃より、「そうだ、今日はラミーの万年筆を買って帰ろう!」と決めたので、LOFTに行ってみた。あるにはあったけど、折角だから、もっと「ええとこ」で買いたいと思って、阿倍野近鉄に行く。7階の文具売り場で、ショウケースに万年筆を並べたところで、青色のラミーを買う。カラフルな黄色とか赤とかもあるけれど、書くとき視界に入ると気になるかなと思って、落ち着いた色を選択しました。
機嫌よく、天王寺から天満橋に戻る。昨日買った紐のれんをぶら下げるためのつっぱり棒が必要なので、京阪モールに立ち寄る。
ダイソーを一旦、無視してジュンク堂に行ってしまう。
<想定通り、植草甚一にはまる。飽き足らず本を買う。>
・植草甚一スタイル
まず、ビジュアルが素敵なので、写真とかたくさん載っている本を買う。魅力を伝える本。
・僕の読書法
植草甚一 スクラップブック6。今日も古本市でこのシリーズはいくらか見たけど、『僕の読書法』は見つけることができなかった。これから、少しずつ買い足していこうかなと思うと、しばらく楽しい。
あとは、家に帰ってきて、買ってきた本と戯れる。