monomadoのブログ

本を買う話とか、読んだ本の話とか。あと時々、旅行の話を。

勝手に生きろ チャールズ・ブコウスキー

勝手に生きろ! (河出文庫)

何がいけないのか本を読む量が減ってきた。それでも通勤のわずかな時間の中でも読み続けて、今日、昼休みに読み終わった。仕事に行く途中で、仕事の休み時間で読むと、反対の意味で感じがでる。

この本はブコウスキーがを職を転々と転々としながらアメリカを放浪する話。酒に酔っぱって無茶したり、仕事に嫌気がさしては、不良な仕事をしてクビになることを繰り返す。どうしようもないような生活をつづった自伝的な小説。

これでブコウスキーは2冊目になるが、『死をポケットに入れて』がエッセイだったので小説ははじめてか。前回と文体は同じところがあるが、ぜんぜんかざらないで、おこった出来事がたんたんと書く。しかも、それは至極当たりのことを、そのまま書かれている。だから、ただのできごとを、横で感じるように読み取ることができる。