monomadoのブログ

本を買う話とか、読んだ本の話とか。あと時々、旅行の話を。

長崎から博多へ。

朝起きて、ホテルを出発。

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浦上天主堂を見て、平和公園付近をぶらぶらと。今一度、修学旅行を思い出しつつ、デイリーヤマザキでパンと牛乳を買う。

歩いてると、観光案内の看板に「如己堂」という字を見る。
中学の修学旅行に先当たって、そういえば、本を読んだり、映画(「長崎の鐘」)を見たりしたのを思い出し、行って見ることにする。

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「1945(昭和20)年8月9日午前11時2分、長崎市に落とされた原子爆弾に多くの市民とともに被爆し、白血病と闘いながら被爆者への救護活動を続け、原爆に関する医学的な研究と多くの著作を残した永井隆博士が過ごされた畳2枚の小さな住居」と説明が下記リンクにありましたので、そのまま引用。
http://park10.wakwak.com/~cdc/nagasaki/nyokodou/

しばらく、眺め、辺りを見渡す。誰もいない朝の住宅街がある。

平和公園、平和記念像の前でパンを食べる。観光客なのか、たくさんの学黒人の人が見える。昨夜も夜遅くに遭遇した猫が、食べ物を求めてか近づいてくる。鳩もたくさん集まってきた。でも、お腹が空いていたのでパクパク食べてしまう。

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路面電車に乗り、長崎駅へ。

長崎駅で駅ビルをあがってみる。アミュプラザ長崎というのか。
どこにいっても、こういう県庁があるような場所には、ベネトンやLOFTや、GAPとかが入っているような駅ビルがあるもんだな、と地方都市駅前の景観を考えてみる。

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「メトロ書店」というのがリニューアルオープン?していたのか、たくさんの関係者らしき人、店長らしき人が挨拶をしていた。どんなもんだろうと見て回ったが、前を知らないけれど、特別なにかがすごいという風でもなかった。どうよくなったのだろう?そもそもここに本屋が作れたこと自体がすごい、ということなのか???

長崎から、博多へと向かう。今日は、特に電車としてのイベントはなく、たんたんと移動してしまうことにしていたので、あっさり特急券を購入して特急電車で博多に向かう。

電車でうとうと。博多に着く。やはり特急だと早いもんだ。

博多は、
博多は都会!とこうぐるっと回ってきて思う。確かに熊本は繁華街だ!というのとはわけの違う都会。JRの駅のサイズで言えば、京都駅や大阪駅に
並ぶサイズだと思う。

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ひとまず、宿に行く。14時過ぎくらい。チェックイン受付には少し早いようだけど、電話で確認して荷物だけでも預かってもらえるようお願いする。

宿は和風旅館。外国人に人気と見えて、部屋に通されるまで行きかった人たちはドイツ語を喋っているようだった。

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部屋で軽く一服して、博多を歩き回ることにする。
博多駅でもらった観光マップをみて、まずは博多タワーを目指して見ることにする。途中、ここが繁華街だなというあたりを横目に歩き、海を目指して歩く。朝に公園でパンを食べたきりで、適当なご飯屋さんがあれば入ろうとキョロキョロしながら、商店街を通り抜けるも見つからず、そのまま歩く。博多といえば、なんだろう?ラーメンとか、餃子とかかな。

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普通ならバスとか乗るだろうなというこの距離。なんでもないような道をただただ歩いているだけのようなこの時が、一人で旅行している時の一番幸福な瞬間ではないかなと思ってみたりする。
これが、誰かと一緒に歩いているなら、なぜバスに乗らないのか?とか歩き疲れたとか、道が合っているのか?といったやきもきしたやりとりをすることも、心配することもあるだろうが、それがまったくなく、道を間違えれば自分のせいで、それをおもしろがっていても、文句を誰に言われるでもなく、遠回りした道をあきらめて歩いていくということができる。

確かに一人でどこでもないような場所を歩いていると、寂しさを感じることもないではないが、突然。よぎる人恋しさを感じながら、まあ、なんとかなると、思ってみながら、見知らぬ遠くの町を歩いているのが、楽しい。

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競艇場の脇を通りすぎて、タワーが見えてくる。
港といっても、いくつか観光船がとまっているだけのような場所。簡単なスーパーを発展させたようなショッピングセンターがあるくらい。

昼ごはんも食べていなかったので、ごはんを食べる。
海鮮丼。おいしいはおいしい。

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タワーに上ってみる。タダだった。

博多の町が見えた。後で行くところに目星をつけてみる。よく歩いてきたものだと思ってみる。タワーを降りて、まだ少しお腹が空いていたようなので、ワゴンで移動販売しているメロンパンを食べる。

再び、歩いて先ほどの繁華街へと向かう。中州へ、天神へ。

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ばかでかい三越がある。入り口の椅子でしばし休憩。行きかう人を眺める。やはりとびきりのおしゃれをして出かける場所ということなのか、きれいな人が多い。

隣に座っていたおばちゃんが、携帯電話がかかってきたのか、電話に出て「いま三越にいてますので、はい、待ってます」といって電話を切ってしまったが、この馬鹿でかい三越で、三越にいるという情報だけでどうやって待ち合わせするのだろうか?と考え込む。

天神周辺、アーケード内やらを歩き回る。旅行なので、特に何も考えないで適用なシャツを羽織ってきたので、自分がひどく野暮ったくあるのだろうな、と意識しつつうろうろと。

突然、女の人が、自分の隣を歩いていた女の人に「いま美意識の調査をしているんです!」って声かけていて驚いた。美意識ってなんだ?と改めて考え込んでみる。どちらかといえば、美感覚とでも言ったほうがいいくらいに思考とは別物のことを調査しているのだろうな、と思ってみたり。

どこかでお茶でもしたくなる。でも適当なところもない。いいかげん福岡クラスになれば古本屋でもあるんじゃないかと歩き回ってみるが見当たらない。旅行を続けていて、でかい本屋に飢えてきたこともあり、調べてみるとジュンク堂があることがわかったので、行ってみる。それなりに込み合っている。いまさら特に目新しいこともないけれど、これくらいのサイズの本屋は、九州には他になさそうだなと思いながら歩き回る。

なぜかIT関連の棚に行って「Hadoop」の本を引っこ抜いて、座って読む。
小一時間読んで、今の仕事には使えねぇなと判断しながら、棚に戻す。

だいぶと夕方。

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中州付近を歩く。屋台がでてきているようだ。博多に行ったなら中州の屋台がおもしろい、と聞いてはいたが、呼び込みがいて、まだ全然早い時間から店を開けていたりして、地元の人が来るようなところでもなさそうだと思い、やめにしてしまう。(行った場所が悪かったのだろう)

そのまま歩いて、宿に戻っていく。
途中、中華料理屋で生ビールが半額という看板を見て、中華料理屋でビールと餃子を食べる。といっても、普通の中華料理屋だったけど、ビールを2杯飲んで、餃子食べて700円くらい。安く飲めたと思って、帰ることにする。

缶ビールを買って帰る。やっぱり少しさみしい気分はした。

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