自分の仕事の忙しさを書く(近況として)
数時間寝て、ずっど職場に寝泊りするような生活をこの数週間続けている。
初めての経験ではあるが、なれればそれほどに苦ではないが、寝食を忘れるほどに
没頭するほど、今の仕事が好きなわけではない。
システム開発の仕事に携わっている。
元は文系の院生、いまはSE。
そんな人も少なくない業界であることもわかってくる。
専門学校に通っていたわけでもないのに、専門学校卒のプログラマを相手に、
どうプログラムを組めばいいのかの相談をして、説明したりしている。
だからプログラミングはまったく難しいものではなく、ほとんど語学のような
ものでしかないため、ある種のセンスの問題であると知る。
いかに表現-実装するかの語彙、イディオムを知っているかについては、
確かに専門家にはかなわないが、日常会話レベルのボキャブラリーでも
十分に喋ることはできる、ということだ。
問題は、その表現であるよりも、何を話すのかを持っていること、
知っていることである。
ゆえに、SEという仕事はITに特化した専門職ではない。
その国に住めば必要な生活習慣は勝手に身につく。
ゆえに、人はただ、そこに住めばいいのである。
そして、私はいま、実際、客先のプロジェクトルームに住んでいる。
本当は、文学や、哲学に打ち込み興じたいと思いながら。
ここ数週間は、ほとんど寝ていない。
しかしその部屋の中では特段珍しいことでもない。