読書
J・J氏こと植草甚一さんは、その自由で型破りであることにより、いろんな側面をもつ人だ。 ジャズの人、映画の人、ミステリーの人、そして散歩とコーヒーと、古本の人だ。この本は、街歩きの中でJ・J氏がであった面白いもの、街を散歩することで面白いも…
何がいけないのか本を読む量が減ってきた。それでも通勤のわずかな時間の中でも読み続けて、今日、昼休みに読み終わった。仕事に行く途中で、仕事の休み時間で読むと、反対の意味で感じがでる。この本はブコウスキーがを職を転々と転々としながらアメリカを…
ハックという言葉が、悪意をもって政府や企業のサーバに侵入する犯罪者のことを意味するわけではないと説明する必要がないくらい、ハックという言葉は本来の意味で使われるようになって久しくなってきた。本書はPaul Grahamというすごいハッカーの人のエッセ…
鉛筆、ノート、消しゴム、、、。 さまざまな文房具についてのエッセイ。工夫を凝らして写真におさめられた文房具の色、形、また複数で並べて、その美しさを発見する。 海外の文房具が多いように思う。新たな文房具を発見するというよりは、文房具のもつ美し…
ブコウスキーの小説が河出文庫でいくつか出ている。河出文庫の本が好きで、たぶん澁澤龍彦の本を書い集めているうちに、河出文庫ででているものならなんでもおもしろかろうと見るようになった。 とりわけ、河出文庫が出している海外作家の作品についてが、そ…
梅田の丸善ジュンクで散々本を買った挙句に近道のつもりで通り抜けた阪急の紀伊国屋の平積みを発見して即購入した。あまりミステリをたくさん読む方ではないけれど、館シリーズはおもしろくて読んでいる。前作の暗黒館はおもしろかったにはおもしろかったけ…
サンタクロースの秘密 レヴィ=ストロース 中沢新一 せりか書房レヴィ・ストロースの「火あぶりにされたサンタクロース」と中沢新一の「幸福の贈与」を所収。レヴィ・ストロースの論文は、1951年フランスのディジョンで起きたサンタクロースが大聖堂の前…
パトリス・ルコントの最初の小説。お話は、トマという男がショートカットの女の子を花嫁として見つけること。 ルコントの作品の中では、妙なこだわりをもった主人公がでてくる話が多いと思う。しかも、そのこだわりかたがあまりにも一途で、その賭け方が半端…
BRUTASの先月号を立ち読みしていた。「男の作法」ということで、引用があった。要約して抜き出すと、ドイツで機嫌よく飲んでいたら、娘が膝の上にのってきて景気よくシャンパンをあけましょうとキスしながら言ってきた。すでに懐も十分ではないところだけど…
ずっと、『虐殺器官』の文庫が気になっていた。その装丁は確かにかっこよかった。何度か手にとってみて、おもしろそうとも、軍事的な、政治的なやりとりが続くのを重たく感じて、また、SFとしての非現実の仕組み、科学、兵器を拾い読みでは、いまいちなじめ…
電子書籍の話。あまり新しさもない議論だったけど、買った。 新しい技術に対して、戸惑う姿はあまりないように見えた。しかし思うのは、だから何が変わるのかといったところか。 ビジネス、流通、出版がかわっていくとして、作り手たちのやることは特に変わ…
住まいの解剖図鑑作者: 増田奏出版社/メーカー: エクスナレッジ発売日: 2009/11/20メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 85回この商品を含むブログ (22件) を見る 引越しして、早5ヶ月。 一人暮らしを学生の頃にしたけれど、マンションで同居人ありで住むの…
ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ (ちくま文庫)作者: ブルボン小林出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 53回この商品を含むブログ (38件) を見るゲーム雑誌などに掲載されたブルボン小林さんのゲームエッセイを…
多読術 (ちくまプリマー新書)作者: 松岡正剛出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/04/08メディア: 新書購入: 9人 クリック: 118回この商品を含むブログ (211件) を見るまずはこのリンクhttp://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya.html松岡正剛の千夜千冊いっ…
性についての探究作者: アンドレブルトン,野崎歓出版社/メーカー: 白水社発売日: 2004/07メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見るまず率直な感想。この人らおもしろい。芸術家集団としては特A級の人たちが集まって、性についてまじ…
水声通信 no.30(2009年5/6月号) 特集 ジョルジュ・バタイユ出版社/メーカー: 水声社発売日: 2009/08/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るバタイユの新しい研究を促す、そういった意識が読み取れるバタイユ特集。 本…
Googleを支える技術 ?巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)作者: 西田圭介出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2008/03/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 45人 クリック: 1,100回この商品を含むブログ (367件) を見るグーグルの仕…
整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣作者: 小山龍介出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 464回この商品を含むブログ (156件) を見る野口 悠紀雄の『超整理法』以来、整理法の本は結構読むのが好…
レバレッジ・リーディング作者: 本田直之出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2006/12/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 33人 クリック: 437回この商品を含むブログ (549件) を見る図書館で借りてみた。レバレッジは「てこ」の意味で、少ない力…
淀川長治、黒澤明を語る。作者: 淀川長治,武満徹,大林宣彦,井上ひさし,黒澤明,白井佳夫,杉浦孝昭出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1999/06メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る 図書館でなんとなく借りた。18くらいの時…
難解な本を読む技術 (光文社新書)作者: 高田明典出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/05/15メディア: 新書購入: 8人 クリック: 74回この商品を含むブログ (37件) を見る 図書館で借りて読んだ。 そういえば図書館にいったのも久しぶりではあった。『難解な…
パワーズ・ブック作者: 柴田元幸出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2000/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見るパワーズの紹介とインタビュー。 著作目録と簡単な解説がついており、これからパワーズを読もうと思う…
プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間作者: スコット・ローゼンバーグ,伊豆原弓出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/05/21メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 198回この商品を含むブログ (52件) を見るミッチェル・ケイパーというLotus1-2-3の創始者…
読んで2ヶ月くらい経つ。ちょうど5月の初旬から読み始める。その頃は2年近くたずさわるプロジェクトの2回目の大きなリリースがあったタイミング(GWで切り替えだった)。切り替え後には、毎朝7時に出社せねばならず、会社の近くに住む方の家に居候生活を…
ブルーノ・タウト (ちくま学芸文庫)作者: 高橋英夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/10/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る確か、天満の古本屋で購入した。(と思う)ブルーノ・タウトさんが何者かは下記のwikiをみれば…
異嗜食的作家論作者: 沼正三出版社/メーカー: 現代書館発売日: 2009/05/25メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る沼正三の本が、性愛関連の特集棚を作っている本屋があって、そこに並んでいた。 店員さんの思い入れがあって面白い…
プロダクティブ・プログラマ -プログラマのための生産性向上術 (THEORY/IN/PRACTICE)作者: Neal Ford,島田浩二(監訳),夏目大出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2009/04/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 14人 クリック: 218回この商品を含…
リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法作者: Andy Hunt,武舎広幸,武舎るみ出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2009/04/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 20人 クリック: 396回この商品を含むブログ (138件) …
大江戸異人往来 (ちくま学芸文庫)作者: タイモンスクリーチ,Timon Screech,高山宏出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/02/06メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (19件) を見る江戸時代の「異人」たちとの出会いについて書かれた本。他者と…
技術屋(エンジニア)の心眼 (平凡社ライブラリー)作者: E.S.ファーガソン,Eugene S. Ferguson,藤原良樹,砂田久吉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/04メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (13件) を見る エンジニアのはしくれ …